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2020年4月2日 シドニー Whatmore康子

豪:鉱業・石油ガス業界、Fly-in Fly-out従業員の就業シフト長期化を検討中

 2020年3月27日付けの地元メディアによると、豪州の鉱業・石油ガス企業は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止を目的とした新しいマネジメントプランに基づき、Fly-in Fly-outの勤務体制を取る従業員の就業シフトを長期化させ、州間の移動を最小限に抑えるとともに、より厳しい衛生基準を従業員に課すことを検討している。豪州鉱物資源評議会(MCA)は、各州の鉱業協会や石油ガスの業界団体APPEAと、資源業界におけるCOVID-19感染拡大防止のために新しく作成した手順書の履行に向けて取り組んでいるとしており、連邦・州政府や企業もこれに協力している。この手順書の中では、Fly-in Fly-out従事者の就業シフトの長期化により通勤機会の最小化が図れるほか、異なるチームでのシフト勤務が可能となるとしている。また、鉱山キャンプでは労働者同士の接触を極力避けるため食事時間や施設へのアクセスに制限を設けることが推奨されている。

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