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- PGM(白金族)
南ア:Implats、ロックダウンを受けて供給契約に基づく不可抗力を宣言
2020年3月30日付け南アImpala Platinum社(Implats)の発表によると、南アRamaphosa大統領のロックダウン宣言を受け、同社は26日までに南アのPGM鉱山操業を一時的な保守管理の状態にした。Impala Rustenburg製錬所とSprings精錬所については仕掛在庫の処理に限定して操業を行う。また、ロックダウン中の坑内施設維持の観点から、坑内からの運搬やミリングに限定して操業許可を申請する予定。
なお、加ON州では14日間のロックダウンが実施されているが、鉱業については必須事業との判断がなされているためImpalaカナダは操業を継続している。ジンバブエでは3月30日から21日間のロックダウンが実施されているが、同社が権益を持つZimplats(同社80%所有)とMimosa(同社50%所有、Sibanye-Stillwater社とのJV)については予防措置を講じた上で操業を継続するとした。
また、同社は顧客への金属供給契約の供給義務に関し、法的に不可抗力宣言を行った。同社広報担当者は、欧州や米国の大部分で都市封鎖が行われている中、自動車メーカーの動きに合わせて生産を行わなければならないと述べている。


