チリ：大手鉱山会社、チリ生産商工連盟の基金に参加、COVID-19対策に17bCLPの援助を表明

　2020年4月1日付け地元紙によると、大手鉱山会社は、チリ生産商工連盟（Confederación de la Producción y del Comercio：CPC）が設立した基金に参加し、COVID-19対策に17bCLP（チリペソ）の援助を表明した。現在参加しているのは、Anglo American、Antofagasta Minerals、BHP、Collahuasi各社で、これらの鉱山会社は、COVID-19の感染拡大を防ぐために、厳格な衛生対策を導入し、最小限の人員で操業を続けている。
　大手鉱山会社は、COVID-19対策を支援するため、いくつかのプログラムを通して総額17bCLPの寄付金を集め、これはCPCによって作られた緊急救援基金に追加される。これらの寄付金は、大手鉱山会社が操業する鉱山がある各州の地域医療システム支援や、高度な検査機器の導入、地域の中小企業への経済的支援に役立てられる。CPC会長の説明によれば、5bCLPを目標額として基金を創設したが、今日までに、個人、企業、団体などから、43.5bCLPの寄付約束を受理しており、鉱山会社からの寄付金を合わせると、60.5bCLPになる。