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2020年4月8日 サンティアゴ 椛島太郎

ブラジル:鉱業監督庁、47か所の尾鉱貯蔵施設の閉鎖を命令

 ブラジル鉱業監督庁(Agencia Nacional de Mineração:ANM)は、安定性を証明できなかった47の尾鉱貯蔵施設(TSF)の閉鎖を命じた。国家ダム安全政策(PNSB)に現在含まれている431の鉱山ダムのうち、384か所は安定性を証明する安定状態宣言(Declarações de Condição de Estabilidade:DCE)を送信、31か所は構造の安定性を証明しない旨の宣言を提出し、16か所は認証の締め切りである2020年3月31日までにDCEを送信しなかった。この何も提出しなかった者には罰金が科される。また、閉鎖命令を受けたTSFでは、新たに尾鉱を貯めることができない。47か所のうちValeに属するのは25か所である。ANMの担当官は、安定性の証明が出来なかったダムの検査は優先度を上昇させると説明している。
安定状態宣言(DCE):PNSBに登録されているすべてのダムの必須文書であり、3月末と9月末の年2回ANMに送信する必要がある。起業家自身がDCEを宣言する必要があり、初回の送信では社内の専門家と一緒にそれを行うか、外部コンサルタントを雇うオプションがある。2回目の配信では、外部コンサルタントを雇用する義務がある。

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