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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年4月13日 バンクーバー 武市知子

加:Teck社、BC州の鉱業従事者の感染リスクに留意していないと批判される

 Teck Resources社は大規模炭鉱の操業を継続していることから、数千人に上る従業員がCOVID-19の感染リスクにさらされ、また近隣のコミュニティへの感染リスクを高めていると批判されている。
 サイト内では感染予防の備品が十分ではなく、従業員間の距離が十分に保たれていないと近隣住民は主張している。
 非営利メディアの加The Narwhalが、Teck社は感染リスクを抑えるための措置を十分に講じていないと報告書でまとめたことを受け、同社は現在一時的にBC州(石炭)およびAB州(銅)に位置する鉱山の生産量を最大50%減産し、今後数日間でその後の方針を決定予定である。
 4月7日には、地元の公衆衛生局より同社の感染予防措置は十分であるとの評価を受けており、入構前検査の強化などで改善が見られたと証言している従業員も見られる。その一方で、シフト切替え時の従業員の交代や閉鎖された空間での作業、継続的な現場の出入りなど、大きな課題が残っている。

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