ロシア：Rosgeologia社の2019年業績で3.5bRUBの損失

　2020年3月25日付けの地元報道等によると、Rosgeologia社は、3.5bRUB（ロシア・ルーブル）の損失で2019年を終えた。これは、2011年以来の同社史上最大の損失額である。
　損失は、過年度の赤字契約の資金調達等、操業費用増大に伴うものである。専門家によると、コロナウイルスの影響による資源価格の下落、探査のペースダウン、政府資金減少を背景に、同社の財務状況はさらに悪化する可能性がある。Rosgeologia社は依然として、国家プログラム「鉱物資源基盤の再生、地下資源の地質調査」の実施に関してロシア政府の唯一の請負企業であり、政府契約による探査資金は同社の主たる収益源である。
　Rosgeologia社は、2019年にロシアで40の新規鉱床（レアアース、金、銀、石油、ガス、ダイヤモンド等）を発見している。