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南ア:鉱物資源エネルギー大臣、すべての鉱山の段階的な操業再開を認める
2020年4月16日付けメディアによると、南アMantashe鉱物資源エネルギー大臣は会見にて、すべての鉱山について、現在のロックダウン中、厳重な管理下での生産能力50%の操業再開を認めた。また、5月末を目途に段階的にフル操業に向かうとの見通しについても示された。南アでは3月27日からのロックダウンが当初の21日間から延長され、4月末までの予定で実施中である。操業再開にあたり、鉱山労働者が国内を移動して現場復帰するに際しては、新型コロナウイルス肺炎感染に対する厳重な予防策を取ることが課題として認識されている。また、深部採掘の現場などでの新型コロナウイルス肺炎感染予防も課題である。南ア鉱業審議会によると、通常の現場復帰のガイドラインに、新型コロナウイルス肺炎感染のスクリーニングや予防策を網羅したガイドラインを整備した。同審議会は、鉱山操業を当初の21日間の閉鎖の後に再開した場合、年間生産量は5%減になるが、それ以上にロックダウンが長引いた場合、15%以上の減産に繋がると警告していた。南ア鉱業審議会は、従業員やコミュニティの健康と安全を最優先とした上で、今回の政府のアプローチは、経済危機を乗り切るための現実的なものと評価している。
