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DRコンゴ:鉱山大臣が新型コロナウイルス肺炎感染による社会経済への最悪の影響を警戒
2020年4月17日付けメディアによると、DRコンゴWilly Kitobo Samsoni鉱山大臣がメディアに鉱山省のレポートを示し、2020年第1四半期のコバルト輸出量が前年同期比15%減となっていること、また、今後、新型コロナウイルス肺炎感染が大規模鉱山の閉鎖につながった場合、社会・経済への「破滅的な」危機になると警告した。また、適切な対策を講じ、厳重なモニタリングを続けることで鉱業セクターへの影響を最小限にできると語った。DRコンゴでは、287人のコロナ感染と23人の死亡が確認されているが、ほとんどが首都Kinshasaにおけるもので、南部のカッパーベルト地帯での感染報告はない。GlencoreやChina Molybdenum社が操業する大規模銅・コバルト鉱山は操業を継続している。ただ、同地帯には200千人からの零細採掘者(Artisanal miners)がいるとされ、彼らを対象とした感染予防のトレーニングや公衆衛生のキャンペーンを行っていると、同大臣は語った。コバルト価格が高い時には、この零細採掘者によるコバルト生産量は国全体の30%にもなるという。
