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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石 コバルト レアアース/希土類 ニッケル
2020年4月21日 シドニー Whatmore康子

豪:Panoramic Resources社、COVID-19による影響でWA州Savannahニッケル・銅・コバルト鉱山の操業を一時休止

 2020年4月15日付けの地元メディアによると豪Panoramic Resources社は、COVID-19流行が現場作業や人員の確保及びコスト、物資運搬などに影響を及ぼしていることや、同鉱山が位置するKimberley地域のコミュニティがCOVID-19への対応に敏感になっていることを理由にWA州Savannah Ni・Cu・Co鉱山における操業を一時休止した。同鉱山では現在のところ、COVID-19の感染者は確認されていない。また、同社はCOVID-19の影響に基づき2019/20年度の生産量やコストの目標値も撤回したほか、操業計画及び資金調達法を見直すため、豪州証券取引所(ASX)における同社株式の取引も一時停止することとした。WA州政府は感染に脆弱な先住民をCOVID-19から守るため、州内でも地方自治体間の人的移動に制限を設けているが、Kimberley地域には多くの先住民共同体が居住し、豪Northern Minerals社も2020年3月にBrowns Range重希土類プロジェクトの現場作業を停止しており、現在同地域で鉱業活動を継続しているのはKimberley湾沖合のKoolan Islandで鉄鉱石を生産する豪Mount Gibson Iron社と、Argyleダイヤモンド鉱山で操業を行うRio Tintoのみとなっている。

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