豪・ナミビア：海外ウラン大手による操業一時停止を背景に、豪ウラン企業の株価が上昇

　2020年4月15日付けの地元メディアによると、海外のウラン大手が新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の蔓延を防止するため鉱山の操業を一時停止していることを背景に、豪Toro Energy社や豪Bannerman Resources社など豪州に拠点を置くウラン企業の株価が同年3月末より急上昇している。加Cameco社は、地元の先住民コミュニティをCOVID-19の感染から守るため、同国Cigar Lakeウラン鉱山（年間生産量18百万lb）の操業を無期限停止とすると発表。カザフスタンKazatomprom社も同国内の全てのウラン鉱山の操業を3か月間停止すると発表、そうなれば10.4百万lbのウラン生産量が削減されるため、約140百万lbとされる世界のウラン生産量に多大な影響を与えることとなる。かかる状況下、ウラン価格は過去数週間で24US$/lbから30US$/lbへと急騰している。