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- レアアース/希土類
中国:国内初、レアアース水素吸蔵合金生産ラインを正式に稼働
安泰科によれば、中国科学院包頭希土研究開発センター傘下のベンチャー企業である新エネルギー科学技術企業が新しいレアアース・マグネシウム・ニッケル水素吸蔵合金電極の生産を正式稼働した。調べによると、当該生産ラインの年間生産能力は200tで、現在280kgの生産済電極完成品が出荷された。レアアース・マグネシウム・ニッケル水素吸蔵合金電極材料は、容量が高く、自己放電が低い等の特徴を有しており、旧式AB5型希土類水素吸蔵合金に代替できる。
当該生産ラインは、中国国内で自主開発された新しいレアアース系水素吸蔵合金生産ラインである。ニッケル水素電池は、現在トヨタ等世界トップの自動車企業が開発したハイブリッド車に搭載されている。当該材料を利用して製造されたバッテリーは、旧式のニッケル水素バッテリーや水素吸蔵合金と比べ30%以上電池容量が向上し、適用温度幅が広く、処理力が高い。低温安定性が高い特徴が見られ、自動車の走行能力を安定化させ、極めて寒い環境下でも通常使用できる。省エネルギーのニッケル水素電池の製造に重要な材料となると期待されている。
