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豪:WA州環境保護委員会、年間100千t以上の温室効果ガスを排出する新規プロジェクトに対する環境認可プロセスの新ガイドラインを発表
2020年4月16日付けの地元メディアによると、WA州環境保護委員会(EPA)は、新規プロジェクト(拡張プロジェクトも含む)におけるScope 1の温室効果ガス(GHG)排出量がCO2換算で年間100千t以上となる場合、環境認可プロセスにおいては、WA州政府のGHG排出量削減政策に沿って長期的な削減目標を示さなければならないとする新ガイドラインを発表した。同ガイドラインの作成に当たり議論となっていた、「企業による炭素排出量実質ゼロ」の要求は撤回され、企業は2050年までの排出量実質ゼロに向けた貢献を示すことが求められることとなる。また同じく議論となっていた、顧客によるGHG排出量(Scope3排出量)に関し、EPAは環境認可プロセスの一環として、企業に情報を要求する可能性はあるが、新たに条件を付帯する意図はないとしている。これに対してWA州鉱物エネルギー会議所(CMEWA)のRob Carruthers政策擁護責任者は、「資源産業は、これを喜ばしいことであると捉えている。」と述べた。
