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メキシコ・パナマ:Camino Rojo金・銀プロジェクトの建設作業開始は2020年中旬を予定
2020年4月21日付け地元紙によると、加Orla Mining社は、Zacatecas州に保有するCamino Rojo金・銀プロジェクトの建設開始時期を当初の計画通り2020年半ばに想定していることを発表した。同社は墨M3 Engineering & Technology社とEPCM(設計・調達・施工・管理)契約を交わしており、同社CEOは、全ての請負業者が国内企業であるため国外からの移動の必要性が低いほか、ほぼすべての資材を国内で調達できることから、COVID-19の問題はさほど影響しないであろうとの見解を示した。同社はすでに建設資金75mUS$の調達が完了しているほか、隣接鉱区を保有するFresnillo社と開発に関する合意に達し、Fresnillo社鉱区内における採掘が可能となったことから、金生産量増加とマインライフの延長が見込まれている。FS調査の結果によると、鉱量44百万t、平均品位:Au 0.73g/t、Ag 14.2g/tである。
また同社は、パナマに保有するCerro Quema金プロジェクトの開発に関しても言及し、Orla社初の鉱山となるCamino Rojoプロジェクトにおける生産が軌道に乗り次第、Cerro Quemaプロジェクトの開発に進みたいとしている。現在は同プロジェクトを構成する3鉱区の鉱業権延長手続き中にあるが、COVID-19感染症により政府の活動が中断していることから同手続きも保留となっている。同社は2020年中にCerro QuemaプロジェクトのFS調査更新を予定しているほか、下半期には探鉱も計画している。
