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- 銅 コバルト
DRコンゴ:Katanga Mining社の株式非公開化、2020年第1四半期の生産でコバルト生産減を報告
2020年4月22日付けKatanga Mining社の発表によると、同社の株式非公開化に係る合意を親会社であるGlencoreと締結した。現在のコモディティ価格の低迷、操業上のリスク、ファイナンスリスクに直面する中、親会社Glencore以外からの資金は限定的であり、上場コストをかけて株式公開させておく理由がないとした。
また、DRコンゴの銅・コバルトの操業会社Kamoto Copper Company(Katanga社が75%所有)が2020年第1四半期(1~3月期)の生産実績を報告し、銅カソード生産量は67,298t(前期65,402tより微増)、水酸化コバルト生産量は5,296t(前期6,173tより減)であった。年間生産量のガイダンスとして銅量270千t/年、コバルト量26千t/年(コバルトについては当初の29千t/年から減少)とした。報告の中で、この第1四半期において操業に重大な支障はなかったが、国による新型コロナウィルス感染予防の制限措置によって、今後の長期間の操業中断などの可能性についても言及がなされた。
