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その他:Rio Tinto、「温室効果ガス排出量を実質ゼロとする目標達成のため、Scope 3排出量削減が必要」
2020年4月21日付けの地元メディアによると、Rio TintoのJacques CEOは、同社が2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロとする目標を達成するためには、同社のバリューチェーン全体における顧客のGHG排出量(Scope 3排出量)を削減することが必要であると述べた。同CEOはScope 3排出量を削減する方法については、その目標値を設定するのではなく、顧客やバリューチェーン関係者とGHG排出量を削減する技術開発などの分野でパートナーシップを結ぶことが望ましいとしている。その一例として、同社は2019年9月に中国の最大手鉄鋼メーカーBaowu Steel社(中国宝武鋼鉄集団)及び清華大学と鉄鋼業のバリューチェーンにおけるGHG排出量削減方法の共同開発に関するMOUを締結している。その一方でRio Tinto株主の間では、同社のScope 3排出量削減に対し意見が割れている。2020年5月に開催される同社の株主総会においては、豪環境NGOのMarket Forcesが提出したScope 3削減の目標値設定を要求する動議に対して投票が行われる予定である。
