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ニュース・フラッシュ

鉱種:
PGM(白金族) ニッケル
2020年4月30日 ロンドン 倉田清香

英:Anglo American、2020年生産見通し、新型コロナウイルス肺炎への対応状況等をアップデート

 2020年4月23日付けのプレスリリースよると、英Anglo Americanは、世界の操業状況、2020年生産見通し、新型コロナウイルス肺炎への対応状況をアップデートした。チリのLos Bronces鉱山及びCollahuasi鉱山では、労働力をそれぞれ50%、40%削減したが銅生産量は通常の水準である。PGMについては、全体的な生産レベルは徐々に回復し、年末までにフル生産に戻る見通しである。ブラジルBarro Alto鉱山では、通常の水準によるニッケル生産が続いている。ペルーでは、3月中旬にQuellaveco銅プロジェクトから15,000人の労働者の大半を撤退させ、必要作業のみ維持している。必要な作業以外は最大3か月間停止することとした。また、これまで把握している影響を加味した2020年の生産量見通しについても公表し、銅、ニッケルは変更していないが、プラチナは2.0~2.2百万ozから1.5~1.7百万ozに、パラジウムは1.4百万oz以下から1.0~1.2百万ozにそれぞれ修正した。

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