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中国:中央企業の生産再開率99.4%達成、数多くの企業の収益が持ち直す
現地報道によると、2020年4月20日、国務院国有資産監督管理委員会は、記者会見で2020年第1四半期の中央企業の経済活動状況を紹介した。それによると、企業の生産再開が急速に進み、企業の経営活動はほぼ復旧した。石油化学、送電網電力、鉄鋼、機械設備製造および航空運送等の企業は、春節期間や新型コロナウイルス肺炎感染拡大期間も生産を停止せず、生産経営を安定させている。2月末までの中央企業の生産再開率は90%を上回り、現在99.4%に達した。新型コロナウイルス肺炎の感染拡大により多大な影響を受けている建築、自動車、観光等の企業も困難を乗り越え、業界内での操業再開を主導している。国の重要工事や重要プロジェクトを引き受けている中央企業が、プロジェクトの進捗を保障するべく尽力している。国内の感染拡大防止状況の改善と、生産・生活秩序の回復の加速により、中央企業の3月の営業売上額は2兆2,000億元に達し、1月と同水準に回復した。そのうち11社は、第1四半期に収益増加も実現した。重要産業への投資は、安定を保った成長を見せている。
感染拡大期間中、生産停止の影響を受け、2020年第1四半期の中央企業の固定資産投資は前年同期比4.5%減の3,647.6億元であった。3月の投資完了額は前年同月比4.1%増で、月間投資規模は通常レベルに復旧した。重要業界別にみると、第1四半期の石油・石油化学企業への固定資産投資は前年同期比12.4%増、電力企業への固定資産投資は前年同期比2%増であった。電気通信企業3月の固定資産投資は前年同月比12.3%増加した。企業の財務構成は概ね安定している。3月末、中央企業の資産平均負債比率は65.6%で、前年同月比0.1ポイント減少した。このうち56社の資産負債比率は前年同月に比べ下回り、37社企業の減少幅は1ポイントを下回った。
