中国：国家統計局、2020年第1四半期国内非鉄金属の生産状況を発表

　現地報道によれば、国家統計局は2020年第1四半期の非鉄金属生産数値を発表した。産業全体の生産再開が加速しており、生産状況の回復が目立っている。2020年3月、国内10種非鉄金属生産量は、対前年同月比1.6％増の482.8万ｔであった。そのうち電解アルミニウム生産量は同比2.3％増の296.9万ｔ、銅生産は同比2.5％減の77.1万ｔ、鉛生産は同比2.2％増の46.7万ｔ、亜鉛生産量は同比4.7％増の48.9万ｔ、酸化アルミニウムの生産量は同比3.6％減の588.1万ｔ、銅材の生産量は同比8.2％増の179.9万ｔ、アルミ材の生産量は同比2.4％増の461.5万ｔであった。
　2020年第1四半期、国内10種非鉄金属生産量は、対前年同期比2.1％増の1417.2万ｔであった。そのうち電解アルミニウム生産量は同比2.7％増の884.3万ｔ、銅生産は同比0.4％増の228.8万ｔ、鉛生産は同比6.4％減の119.4万ｔ、亜鉛生産量は同比11％増の149.5万ｔ、酸化アルミニウムの生産量は同比7.2％減の1693万ｔ、銅材の生産量は同比5.9％減の366.8万ｔ、アルミ材の生産量は同比6.3％減の1052.4万ｔであった。
　2020年第1四半期、国内採掘業における生産能力稼働率は67.1％で、前年同期比6.0ポイント下回った。製造業における生産能力稼働率は67.2％で、同比9.1ポイント下回った。電力、熱力、ガス及び水生産や供給業界における生産能力稼働率は67.8％、同比3.8ポイント下回った。3月、国内採掘業の成長率は同比4.2％増、1～2月には6.5％の減少となった。3月、国内一定規模以上企業の工業増加値は前年同月比1.1％減、非鉄金属製錬や圧延加工工業増加値は同2.8％増加した。
　2020年1～3月、国内工業生産能力利用率は、前年同期比8.6ポイントを下回り、そのうち非鉄金属製錬及び圧延加工の生産能力利用率は72％で、同比6.8ポイント下回った。2020年1～3月、国内固定資産投資額(農家を含まない)は同比16.1％減の84,145億元で、そのうち非鉄金属製錬や圧延加工業への固定資産投資は同比11.6％減少した。