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南ア:ロックダウン、2020年5月1日以降の段階的な緩和を発表
2020年4月29日付け南ア官報によると、新型コロナウイルス感染リスクへの対応を5段階のレベルに分けて、5月1日から段階的な緩和を行うこととした。3月26日から実施していたロックダウンをレベル5に位置付け、5月1日以降はレベル4に1段階下げる。国境封鎖や国内移動の制限は変わらないものの、一部の製造業や小売業などの企業活動が部分的に許可される。鉱業においては、これまでどおり国有電力会社Eskomへの石炭供給は100%操業を許可。他の鉱山については、50%の従業員を上限とした再開の許可が明記されており、鉱物資源エネルギー大臣が表明していた。また、露天採掘については50%の従業員による操業を経て、100%の従業員による操業に移行できることも明記された。ただし、基本的には生産容量の50%以下の操業が基本であり、それを超える場合には鉱物資源エネルギー大臣の承認が必要になる。適切な予防措置、厳密なスクリーニングや、隔離施設の確保、鉱山に帰還する従業員の安全な輸送といった各種対策の徹底も官報には記載されている。更に、地球科学委員会により効果のモニタリングが行われることが明記された。
