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豪:豪州鉱業探鉱企業協会の調査により、COVID-19による探鉱活動や企業の資金、雇用などへの影響が明らかに
2020年5月4日、豪州鉱業探鉱企業協会(AMEC)は、COVID-19が鉱業・探鉱企業に与えた影響について、会員企業に行ったアンケート結果をまとめた報告書を公表した。この調査は、豪州全体でCOVID-19蔓延防止のための制限措置が取られ始めて1か月と経過していない2020年4月7~17日に行われた。「探鉱活動」、「資金繰りと資本調達」、「雇用と給与」の3点に焦点が絞られ、63社から回答があった。調査の結果、探鉱活動においては対象企業の47%が「全ての探鉱活動を停止」、27%が「一部の探鉱活動を停止」したと回答、また手元資金による活動持続可能期間に関しては74%が「1年以内」、そのうち10%が「3か月以内」と回答した。雇用に関する質問においては、対象企業の約半数が余剰人員整理を計画または実行済みとし、75%が従業員の減給を実施したとしている。また、対象企業の69%は「今後6か月間は資本調達が不可能」としている。この調査結果についてAMECは「探鉱活動の縮小と人員の削減が、各企業が自社で制御可能な主要なコスト節減策となっており、探鉱業界において相当数の雇用が喫緊のリスクにさらされている。」と分析した。
尚、同報告書は以下のリンク先からダウンロードが可能である:
https://secureservercdn.net/198.71.233.51/0h5.0cf.myftpupload.com/wp-content/uploads/2020/05/AMEC-Report-Impacts-of-COVID-19-on-Mineral-Exploration-.pdf
