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チリ:再生可能エネルギー関連の投資プロジェクト登録が増加
2020年5月4日付け地元メディアによると、政府が公表した環境影響評価システム(SEIA)への投資プロジェクトの登録は、2020年第1四半期において255件、総額22.5bUS$に達し、前年同期の159件、総額7.1bUS$から大幅に増加した。これは、脱炭素化プロセスに沿った再生可能エネルギー分野の投資プロジェクトが増えたことが理由である。登録された255件のうち、再生可能エネルギー関連は108件あり、前年同期の34件から3倍以上増え、投資総額は5.77bUS$となっている。Juan Carlos Jobetエネルギー大臣は、「この成長は、チリ国内に存在する再生可能エネルギーの状態(風力、太陽光、地熱)によって説明され、国内消費量の70倍以上を供給するポテンシャルを有する。現在の国内の全発電量に対する再生可能エネルギーの割合は既に15%以上を占めている。」と述べた。Carolina Schmidt環境大臣は、「気候変動問題に対するチリが提示したNDC(Nationally Determined Contribution:自国が決定する貢献)に沿って脱炭素化計画を推進し、クリーンで再生可能なエネルギーにより経済的及び社会的発展を持続可能にするため、民間部門がこの変革の加速を可能にするプロジェクトへの参入を促進していることを嬉しく思う。」と述べた。政府は、今後も再生可能エネルギー分野への投資は増加し、新型コロナウイルス危機後の経済回復を助けるための重要なひとつの柱となることを予想している。
