豪：豪州の2020年3月単月における金属鉱物資源の輸出額はCOVID-19流行下においても前月比32％増の11.6bA$、貿易黒字に貢献

　2020年5月7日付けの地元メディアによると、豪州の2020年3月単月における鉱物資源の輸出額はCOVID-19流行の中も11.6bA$と前月比32％増となり、同月における同国の記録的な貿易黒字額10.6bA$に大きく貢献した。これらの輸出額のうちで最も大きな割合を占めたのは鉄鉱石で、8.9bA$と前月比36％増、前年同月比47％増となった。また、金の輸出額は2.4bA$と前月比225％増となった。石炭の輸出額は2020年3月において前月比15.3％増となったが1～3月四半期においては13.7bA$と前年同期比17.9％減となっており、豪連邦Keith Pitt資源大臣はこの背景について、COVID-19流行による影響でインドや日本における鉄鋼生産の減少に伴い原料炭需要が減少したことや、あると述べた。一方、LNGの2020年3月単月における輸出額は4.6bA$と前年同月比8％増となったが、2020年1～3月四半期においては12.8bA$と前年同期比0.9％減となった。