ロシア：Polymetal社、POX-2建設に極東・北極圏開発基金との77mUS$の融資に合意

　2020年5月12日付けの地元報道等によると、Polymetal Int社は、2020～2021年のAmursk hydrometallurgical plant（難処理金硫化精鉱の高度処理施設）の第2オートクレーブライン（POX-2）建設向けに、極東・北極開発基金（FEDF）から5.7bRUB（ロシア・ルーブル：約77mUS$）、期間10年の融資に合意した。FEDFのPOX-2建設への融資は、極東の投資プロジェクト実施に関する政府小委員会により2020年4月初めに決定されていた。
　極東・北極圏における、鉱床の難処理鉱を処理する施設建設への投資額は2020年末までに100mUS$となり、建設完了までの総投資残額は312mUS$と見積もられている。融資期間は10年、5％の固定金利で、返済は2023年12月から2030年5月まで四半期毎に均等分割払いで行われる。POX-2のフル操業化は2023年第4四半期を予定している。