ペルー：Minas Buenaventura社、2段階での操業再開を発表

　2020年5月20日、Minas Buenaventura社は、2020年第1四半期の決算を発表し、3月15日のCOVID-19に係る国家緊急事態令による操業への影響を主な要因として、自社操業鉱山における金生産量は前年同期比24％減の22,709oz、銀は9％減の2,892,547oz、亜鉛は43％減の3,627tであったと報告した。
　一方、政府による段階的な経済活動再開計画の発表を受け、同社は既に全操業鉱山の衛生プロトコルをエネルギー鉱山省に提出し、活動再開の許可を取得した旨明らかにした。
　さらに同衛生プロトコルを履行するため、より生産量の大きな鉱山を優先し、2段階での操業再開を行う方針であること、具体的には5月16日からTambomayo金・銀鉱山、Uchucchacua金・銀鉱山の操業を再開した一方、Orcopampa金鉱山、Julcani銀鉱山については6月16日から活動を再開する方針を明らかにした。
　また全ての鉱山がフル操業に達した段階で、2020年の生産見込みを改めて発表するとの見通しを示した。