ペルー：Hudbay Minerals社、2021年にPampacancha鉱床開発の見通し

　2020年5月22日付け地元業界紙によると、Hudbay Minerals社のKukielski社長は、Constancia銅鉱山（Cusco州）近傍のPampacancha鉱床における採掘開始が最大4か月程度遅れるとの見通しを示した。同社は2020年2月時点で、本鉱床の採掘開始は2020年末との見通しを示していた。
　Kukielski社長は、本プロジェクトにおいて計画される先住民事前協議について、実施主体である政府は協議の実施に意欲的であるとしつつも、COVID-19感染拡大により、人々が集まる状況が想定される先住民事前協議の実施延期はやむを得ないとの考えを示した。なお、本プロジェクトに対する2020年の投資額は70mUS$と計画されている。
　他方、Constancia銅鉱山はCOVID-19に係る国家緊急事態令を受けて一時操業を停止したものの、第1段階の経済活動再開許可を受けて、既に操業を再開している。同鉱山では、2019年に113,825tの銅が生産されている。