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キルギス:COVID-19により複数のプロジェクトが開始延期または停止
2020年5月18日付けの地元報道等によると、キルギスでは、特定都市・地区における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、複数のプロジェクトの操業停止または開発計画が延期されている。
中小規模の地下資源利用者が生産停止を余儀なくされている主な理由は、貨物・設備・食料の調達と従業員のシフトが困難になっていることである。一部の企業では、2019年12月に冬期休暇で企業の経営陣、技術スタッフ、請負業者が中国に出国した後、非常事態体制下の移動制限により戻ることができていない者もいる。鉱業生産大手については衛生・検疫基準を順守して操業を継続している。
2020年3月末に予定されていた、タラス州Jerooy鉱床(Alliance Altyn社(Russian Platinum社傘下))における金抽出プラントの操業開始が延期されている。現在、最後に残った品目の納入や、金抽出プラントをターンキー方式で準備する専門家の到着が困難な状況である。
また、Eti Bakir Tereksay社(Kyrgyzaltyn社(25%)とトルコEti Bakir社(75%)の合弁企業)が開発するTerek、Terekkan、Perevalnoe鉱床(ジャララバード州)における金抽出プラントとインフラ施設の建設開始も延期された。その他、ジャララバード州では、Kyrgyzaltyn社と中国Manson Groupの合弁企業であるMakmal鉱床における金抽出プラントとインフラ施設の改修が凍結され、Vertex Gold Company(Global Asia Management社傘下)のJamgyr鉱床における金抽出プラント建設の開始も延期された。
