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- 金 銅
ロシア:連邦独占禁止局、Poniisky区画の入札を差し止め
2020年5月21日付けの地元報道等によると、連邦独占禁止局は、極東連邦管区地下資源利用局(Dalnedra)が2020年6月5日に実施する予定だった、Poniisky区画(ハバロフスク地方Komsomolsk地区)における金・銅・随伴成分の地質調査・探査・採掘に関する入札を差し止めた。その根拠は、Amur Minerals社(Russian Copper Company(RCC社)傘下)の要求とされているが、独占禁止局は詳細を明らかにしていない。
Polyus社とRCC社は、極東最大級の金鉱床発見の可能性があるPoniiskayaエリアに以前から関心を示していた。RCC社は、同エリアをMalmyzhskoe鉱床の採鉱選鉱施設への原料供給源とすることを考えている。なお、Polyus社は、隣接するSevero-Poniisky鉱区のライセンスを2019年7月に取得済みであるほか、Vysochaishy社も5月14日の同社の取締役会で当該競売への参加を決定していた。
Poniisky区画の各鉱床の資源ポテンシャル(面積32.35km2)は以下のとおりである。
・Mednoe鉱床:カテゴリP1 金32.858t(1.35g/t)、銅230千t(0.95%)
・Olkhovoe鉱床:カテゴリP1 金55.877t(0.45g/t)、銅484千t(0.39%)
・Gribnoe鉱床:カテゴリP1 金5.903t(3.49g/t)
・Borkhi Tonkaya鉱床:カテゴリP2 金4.387t(6.72g/t)
入札開始価格は139.91mRUB(ロシア・ルーブル)で、落札者には25年間のライセンスが付与される予定だった。