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2020年6月16日 ヨハネスブルグ 原田武

ザンビア:鉱業協会、政府と電力会社CECとの送電に係る紛争は投資環境に悪影響と評価

 2020年6月5日付けメディアによると、ザンビア政府が電力会社Copperbelt Energy社(CEC)に送電インフラの他社への開放を強要しようとしたことを受けて、ザンビア鉱業協会は同国への投資に悪影響を与えるとした。CECは、ザンビア・Copperbelt州にて銅鉱山に電力供給する独立系電力会社(1990年代に民営化)であり、Konkola Copper Mines(KCM)社の銅鉱山への電力供給を巡り、KCMとの間で紛争が続いている。KCMは、CECからの電力供給を5月末までとし、6月から国有電力会社Zescoからの電力供給に切り替えることにしていた。しかし、KCMの所有する銅鉱山はCECの送電インフラに接続されており、CECは同社の送電インフラを他社が利用することに同意しない状況が続いていた。そのような状況下で、政府から送電インフラの開放を要請する声明がCECになされており、CEC側は国による収用にあたるとして反発している。

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