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PNG:PanAust社のFrieda River銅・金プロジェクト、周辺村落の代表者達が同プロジェクトの中止要請を表明
2020年6月18日付けのメディアによると、中国国営企業Guangdong Rising Assets Management社傘下の豪PanAust社がPNGで進めるFrieda River銅・金プロジェクトに対し、Frieda川の本流にあたるSepik川沿いに存在する28か所のHaus tambarans(礼拝所)代表者たちが同プロジェクトを全面的に中止する要請を表明した。Haus tambaransはSepik川流域の村落において、文化面や政治面で中心的役割を担っており、代表者達はこの表明において、Sepik川は地元住民にとってかけがえのない大切なものであり、何をおいても開発や破壊から守らねばならないとしている。一方、PanAust社は2018年11月に発表した同プロジェクトの環境影響調査書(EIS)において、同プロジェクトによって影響を受けるおよそ140村落の18,000人以上の人々に対し、同社が数十年に渡り情報提供を行い継続的な関係を築いてきたとしている。Fridea Riverプロジェクトは総面積16,000haに及び、1.5bUS$/年に相当するAu、Ag、Cuの30年間にわたる生産が予測される、世界最大級のCu・Auプロジェクトとされている。