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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト ニッケル
2020年7月2日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PTFI、AMNT等を含む国内新規製錬所建設投資が遅延へ

 2020年6月24日付け地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により新規製錬所建設への推定3.7bUS$の2020年投資額が、2021年に延期されるとの予想を明らかにした。新規製錬所建設には、銅製錬所2か所、ニッケル製錬所18か所、ボーキサイト精錬所7か所が含まれており、これらすべてが2023年までに完成する予定となっている。なお既に、銅製錬所建設中のPTFI(PT Freeport Indonesia)及びAMNT(PT Amman Mineral Nusa Tenggara)はそれぞれ建設計画の延期を政府に申請しているが、同日現在未承認であるとしている。
 なお、同年6月26日付け地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省は、6月24日時点での金属石炭鉱業部門全体での投資実行額が年間目標7.75bUS$の2割以下にとどまっており、目標達成は困難になったことを明らかにしている。
 また、同年6月8日付け地元メディアによると、PTFIの新規製錬所建設については、Luhut Pandjaitan海事投資調整大臣が「北Maluku州中Halmahera県のWeda Bay工業団地(IWIP)への建設をPTFIに要求するようJoko Widodo大統領に提案し同意を得た」と発言しており、この件の今後の推移も注目される。

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