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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2020年7月27日 シドニー Whatmore康子

豪:Cobalt Blue社、NSW州Broken Hillコバルトプロジェクトにおける経済性評価を更新

 2020年7月16日付けのメディアによると豪Cobalt Blue Holdings社は、NSW州Broken Hillコバルトプロジェクト(Thackaringaプロジェクトから改名)における経済性の再評価を実施した結果、2018年に実施したPFSの結果と比較して、埋蔵量やコストなどの予測が大幅に改善したことが明らかになった。今回の再評価によって、同プロジェクトにおける鉱石埋蔵量はPFS時の46.3百万t(品位:Co 819ppm)から55%増加の71.8百万t(品位:Co 710ppm)となり、CAPEXは560mA$と70mA$削減された。資源量が一部含まれた生産目標鉱石量は58.7百万t(品位:Co 802ppm)から98百万t(品位:Co 690ppm)と67%増量し、そのコバルト含有量は47千tから67千tと43%増量した。操業期間も13年から17年間に上方修正され、この期間におけるCo年産量は3.5~3.6千t/年と修正されている。また、硫酸Co製造のC1コストは10.34A$/lb、AISCは13.10A$/lb、割引率7.5%における税引き後NPVは490mA$と試算されている。

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