チリ：CODELCO、Salvador地区に対する環境破壊訴訟を環境裁判所が受理

　2020年7月21日付け地元メディアによると、Antofagasta環境裁判所は、CODELCOのSalvador地区に対して国家防衛委員会（CDE：Consejo de Defensa del Estado）が提起したPedernales塩湖の環境破壊訴訟を受理した。CDEは、「CODELCOの有害な行動は36年間以上続いており、Pedernales塩湖の非生物的環境ならびに生物的環境に影響を与え、同湖の生態系、生物多様性に壊滅的な打撃を与えた。塩湖の貯水率は降水量によって変動することから、CODELCOは塩湖の水を合理的に利用しなければならない。」と指摘した。CDEはCODELCOに一連の調査と損傷した部分を修復するための対策を計画するよう要求している。今後、Salvador地区で予定されているRaja Inca開発プロジェクトに影響を及ぼすと考えられる。