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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年8月12日 シドニー Whatmore 康子

PNG:Ok Tedi銅・金鉱山、COVID-19感染の発生により14日間の操業停止に

 2020年8月6日付けのメディアによると、Ok Tedi銅・金鉱山は、同鉱山の地元Tabubilで7名のCOVID-19感染者が出たことや、首都Port Moresbyにおける感染者が急増していることから、2020年8月5日より14日間の操業停止に入ったと発表した。Ok Tedi鉱山によると、Tabubilにおける感染者のうち1人は同鉱山の作業員であるとしている。同鉱山は2020年7月28日よりCOVID-19の蔓延防止策としてTabubilからのチャーター便の発着を全て中止していたが、Port Moresby‐Kiunga間の民間航空機を利用した旅行者との接触者が今回の感染源となったとされている。今回の操業停止によって、同鉱山から生産される予定であった銅4千t、金12千ozの生産量が失われ、PNG政府は同鉱山の操業から得られる利益が約40mUS$減ると予測している。現在、Ok Tedi鉱山は更なる感染を防止するため、作業員の移動に厳格な制限を設けるほか、Tabubil-Kiunga間の民間航空機による便の発着を停止するよう航空会社に要請しているとされている。

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