ペルー：Bear Creek社、Corani銀プロジェクト進捗状況など報告

　2020年8月25日、Bear Creek Mining社はCorani銀プロジェクト（Puno州）に関して、2020年上半期における投資額は4.22mUS$だったと発表した。また6月末に政府によるCOVID-19感染防止対策である社会隔離措置が解除された後、本プロジェクトへの人員復帰が少しずつ進められ、7月半ばには最寄りの都市Macusani市に位置するAntapata変電所における建設作業のほか、鉱山建設に向けたエンジニアリングなどの準備作業が再開されたと報告した（その後、ペルー政府は同プロジェクトが位置するPuno州における感染拡大により、8月28日同州全域に対し再度社会隔離措置の適用を決定した。）。
　なお、本変電所は2020年末に運転を開始し、Corani銀プロジェクトだけでなく近隣地域にも安定的な電力を供給する見通しとなっている。
　その一方で同社は、COVID-19の感染リスク低減措置を適用しているものの、COVID-19が同社の計画にもたらすインパクトを現時点で推測することはできないとしたほか、本プロジェクトの開発資金確保を目的として優位担保付き融資（Senior Secured Credit Facility）のアレンジを進めているほか、その他の融資代替案を検討していることを明らかにした。