インドネシア：国会第7委員会がPTFIの新規製錬所建設延期に反対

　2020年8月30日付け地元メディアによると、8月27日、インドネシア国会のエネルギー鉱物資源担当の第7委員会は、PTFI（PT Freeport Indonesia）が政府に申請していた国内新規銅製錬所建設期限の延期に反対の意向を示した。エネルギー鉱物資源省Ridwan Djarmaleddin石炭鉱物総局長はこの決定を受け、当初の計画どおり2023年末までの製錬所完成を目指して建設を進めるよう、PTFIに対して伝える方針を明らかにした。
　なおPTFIは、東Java州Gresik・Java統合工業港湾団地（JIIPE）において製錬所建設計画を進めていたところ、同団地周辺地域のコロナ禍対策としての社会的活動制限措置の実施、また、コロナ禍により海外へ発注している設計や機器調達の遅延により工事続行が困難になったため、4月に2024年末までの1年間の延期を申請していた。7月の時点で、建設の進捗は目標の10.5％に対し5.86％の達成にとどまっているとのこと。