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ロシア:英TSG社傘下Trevozhnoe Zarevo社、2020年末までにAsacha金鉱床第2鉱山の操業を開始
2020年8月31日付の地元報道等によると、英国の産金企業Trans-Siberian Gold(TSG)社は、子会社のTrevozhnoe Zarevo社を通じて、2020年末までにカムチャツカ地方Elizovo地区のAsacha金鉱床第2鉱山の操業を開始する予定である。現在操業中の第1鉱山は2022年に操業を終える予定であるが、その補助インフラ(尾鉱堆積場、沈殿池等)は第2鉱山の開発で引き続き利用される。
第2鉱山では、最近探査が行われた第25鉱脈を採掘する。予想では2020年は約40千tの鉱石が採掘される。2023~2024年に計画生産能力(鉱石200千t)に達する予定である。
現在、鉱山ではカットアンドフィル採鉱法が導入されている。この方法は、廃石を充填材として利用するもので、環境への影響の低減、地中の鉱物損失の減少、廃石を地表に搬出するための燃料コストの削減が可能である。また、2021~2022年に新規坑水浄化施設を建設する予定である。地下資源鉱区開発ライセンスの有効期限は2024年である。
