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- コバルト ニッケル
ニューカレドニア:豪New Century社がGoroニッケル・コバルト鉱山の買収提案を取り下げ、同鉱山は操業休止へ、閉山の可能性も
2020年9月8日付の地元メディアによると、豪New Century Resources社は、伯Valeがニューカレドニアで操業するGoroニッケル・コバルト鉱山の買収提案を取り下げたことを発表した。New Century社は提案を取り下げた理由について、同社がValeや仏政府などの利害関係者と交渉を行った結果、資金調達や資本構成について合意に達しなかったためとしている。New Century社は2020年7月、同鉱山の操業や合理化計画に必要とされる資金900mUS$に関し、同社が200mUS$を調達するほか、Valeが500mUS$を拠出することなどで基本合意書(Indicative Term Sheet)を締結していた。これに先立ち、豪Ni生産企業であるIGO社は、2020年4月にNew Century社の株式を約20%取得していたが、同年9月3日に同社が保有するNew Century社の全株式180百万株を売却したことを公表している。一方、ValeはNew Century社による買収提案の取り下げを受け、Goro鉱山を操業休止とする手続きを開始し、今後数か月以内に持続的解決策が見い出せない場合は、閉山の可能性もあると発表している。
