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豪:BHP、SA州Olympic Dam銅・金・ウラン鉱山の送電線で一時的な不具合
2020年9月15日付けの地元メディアによると、BHPは同社の豪ElectraNet社が運営する送配電網に接続する支線で2020年9月14日早朝から不具合が生じ、同日夕方に復旧したことを明らかにした。BHPの広報によると、同社はこの不具合の間、SA州Olympic Dam銅・金・ウラン鉱山のバックアップ電源であるディーゼル発電を利用して操業を継続したとされている。この送電線はBHPが所有するものであるが、同鉱山に近接する豪OZ Mineral社のProminent Hill銅・金鉱山もこれを利用しており、今回の停電によって操業に支障が起きたとしている。過去にOlympic Dam銅・金・ウラン鉱山では、2016年9~10月に暴風雨で送電塔が倒壊したことにより停電が2週間続き、これに伴う生産減などで約100mUS$のコストが生じたことがある。一方、OZ Mineral社は2018年10月、BHPの送電線に替わり、Prominent Hill銅・金鉱山とElectraNet社の送配電網を繋ぐ送電線の建設・所有・運営・保守に関する契約を同社と締結し、2020年半ばの利用開始を目指している。
