ラオス：鉱物探査分野への投資に財務的・技術的基準を設定

　2020年9月16日付け地元メディアによると、ラオス・エネルギー鉱山省は、鉱物探査分野における投資について一定の財務的・技術的基準を設定し明らかにした。財務的基準としては、金、銀等貴金属の探査については10mUS$以上の資金確保が求められ、その他の金属の探査については10mUS$未満の資金確保でも構わないとされた。技術的基準としては、鉱業において5年以上の実績を有することが求められ、実績の無い場合は実績を有する企業・専門家と契約しての探査実施を義務付けた。
　この背景には、鉱業会社の一部に財務的・技術的理由による計画遅延や環境汚染を招いていることがある。事業認可を転売する例もあるという。政府では、2016年から全国での調査を進め、未着手もしくは遅延の著しい案件の事業認可を取り消したとのこと。