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豪:Glencoreが操業するQLD州Mt Isa銅製錬所とTownsville銅精錬所、QLD州政府から助成金を取得し2025年までの存続が可能に
2020年9月23日付けの地元メディアによると、GlencoreはQLD州で操業するMt Isa銅製錬所とTownsville銅精錬所が、QLD州政府より助成金を取得し、少なくとも2025年までは操業継続が可能となったことを発表した。助成額は明らかにされていないが、QLD州政府はこの助成金について、同政府がCOVID-19流行後の経済復興を目的として2020年8月に発表した8bA$の支出枠「Queensland’s Economic Recovery Plan」の一部である「Townsville Regional Recovery Action Plan」が利用されるとし、Mt Isa製錬所で排出される二酸化硫黄ガスを利用して肥料を生産する豪Incitec Pivot社の工場への助成も含め数百万A$を支出するとともに、約40mA$を要する同製錬所の4年毎のメンテナンスも助成対象とするものとしている。GlencoreはMt Isa製錬所とTownsville精錬所の操業に関し、近年のガス及び電力のコスト高を理由に閉鎖も視野に含めた見直しを行っていたが、今回の助成金取得により合計570人に及ぶ直接雇用も含めて継続が可能となったとし、今後500mA$以上を投資していくと表明している。