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豪:NT準州環境保護委員会、海底資源採掘の環境影響や環境マネジメントなどに関する見直し報告書の草案を発表
2020年10月1日付けの地元メディアによると、NT準州環境保護委員会(EPA)は、NT準州沿岸の海底資源採掘に関する環境影響や環境マネジメントなどの見直しについての報告書草案を発表した。同草案は、NT準州政府が環境面の懸念を理由に2012年に開始した海底資源採掘のモラトリアム期間が2021年に終了することを背景としており、NT準州での海底資源採掘の対象となり得る資源として、金やダイヤモンド、レアアースなどを含むミネラルサンド、マンガン、ボーキサイトなどを挙げ、これらの採掘における技術、環境や社会への打撃、環境マネジメントに関し、個別の採掘案件に照らし合わせて見直しを行っているほか、豪州の熱帯環境における海底資源採掘の経験や統制が不足していることを指摘している。また同報告書は、海底における探鉱や採掘の技術が継続的に発展していると指摘しており、NT準州沿岸においては水圧や機械による浚渫が採掘に適しているとしている。NT準州EPAは同報告書に関し、一般意見を2020年11月9日まで公募している。