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鉱種:
2020年10月9日 シドニー Whatmore康子

豪:Northern Star社とSaracen Mineral社が合併で合意、2027/28年度までに合計2百万oz/年の金生産量を目指す

 2020年10月6日付けの地元メディアによると、産金企業の豪Northern Star社と豪Saracen Mineral社は、企業合併に合意したことを明らかにした。合併は、Northern Star社がSaracen社の全株を、Saracen社株1株につきNorthern Star社株0.3763株を譲渡することにより総額16bA$で取得するという方法で行われ、これによって合併後の新企業(Northern Star社の社名を引き続き使用)は、Saracen社株主が36%、Northern Star社株主が64%保有することになる。両社は現在、WA州Super Pit金鉱山をそれぞれ50%の権益比率で操業しているが、Saracen社が2019年11月に同鉱山の権益50%を加Barrick Gold社から800mUS$で、その1か月後にはNorthern Star社が残りの権益を米Newmont社から750mUS$で買収した時から、合併について話し合いを進めていたとメディアは報じている。同社とSaracen社は合併後の中核資産に関し、2027/28年度までにWA州Kalgoorie地域で1.1百万oz/年、同Yandal地域で600千oz/年、北米地域において300千oz/年と、合計2百万oz/年のAu生産量を目指すと表明している。

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