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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2020年10月26日 シドニー Whatmore康子

豪:New Century社、QLD州Century亜鉛鉱山における尾鉱再処理事業で回収率を最大40%改善させる計画

 2020年10月21日付けの地元メディアによると、豪New Century社は、QLD州Century亜鉛鉱山の尾鉱再処理事業において、2021暦年上半期に生産最適化計画をステージ3へと進める計画であることを明らかにした。同事業の2020年7~9月四半期における回収率は45%、精鉱中Zn年間生産量は最大10百万t/年であるが、これらを回収率50~54%、年間生産量を12百万t/年に改善することを目標としている。New Century社のPatrick Walta社長は、同社は今後もZn生産量の増加とコスト削減に焦点を当てていくとしており、「現在のZn価格は1.13US$/lbとCOVID-19流行後において初めて値上がりし、スポットZn溶錬費も110US$/tと、Century鉱山の操業が開始されて以来最安値の水準となり、我が社にとって追い風となっている。」と述べた。またNew Century社は、Century亜鉛鉱山においてSouth Block、East Fault Block、Silver Kingの3鉱体を対象とした最適化調査を進めており、採掘計画やZn生産及びOPEXの予測に進捗があったとしており、2021年にはこれらの鉱体採掘の投資判断を行う予定である。

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