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ペルー:Las Bambas銅鉱山、コミュニティとの合意達成で精鉱輸送を再開
2020年10月26日付け地元業界各紙によると、Minera Las Bambas社は10月22日夜、中央政府の仲介による協議を通じて、南部鉱物輸送道の封鎖を行っていたCusco州Chumbivilcas郡Velille区のTuntumaコミュニティおよびCcollanaコミュニティとの間で合意に至った。本合意を受け、翌23日に南部鉱物輸送道の封鎖は解除された。
本合意では、Minera Las Bambas社からTuntumaコミュニティに対してトラクター(約280kPEN(ヌエボ・ソーレス)相当)、オーツ麦(の種子)30t(約150kPEN)の寄付や、生産プロジェクト(約700kPEN相当)の実施のほか、2021年にも同様の寄付を実施することが取り決められた。
一方、Ccollanaコミュニティには、トラクター(約250kPEN)、種子(約180kPEN)の寄付や、持続開発プロジェクト(約700kPEN)の実施、また2021年に別の持続開発プロジェクトを実施することが取り決められた。
この他に同社は、Velille区の社会・環境重要エリアへの対応を約束した。これらの合意は10月28日に地域の公証人事務所で正式に締結される見通しとなっている。
