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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2020年11月5日 バンクーバー 武市知子

加:BMC社がYT準州で保有する銀・亜鉛プロジェクトに対し、YESABが条件付きでリコメンデーションを発行

 Yukon Environmental and Socio-Economic Assessment Board(YESAB)は、BMC Minerals(No.1)社がYT準州で保有するKudz Ze KayahプロジェクトのABM銀・亜鉛鉱床の開発につき開発計画書のレビュー及びパブリックコメントを踏まえ、条件付きで同意する最終報告書を発表、これにより許認可取得への道筋が整うこととなった。具体的には、YESABは影響緩和策として30案、モニタリング策として6案について言及している。
 YESABは同最終報告書を連邦及び準州政府に提出し、連邦・準州政府はそれをレビューの上、決定書を発行する。BMC社は当該決定書の受理後、採掘権の許認可の最終段階へ進められる。
 2019年6月のFSによると、マインライフは9年で年間生産量は亜鉛107千t、銅15千t、鉛25千t、銀240t、金1.8tが見込まれている。
 YESABは開発計画に同意するものの、水資源や野生動物、伝統的な土地利用や人体への健康や安全面において多大な悪影響を及ぼす可能性を指摘した。そのためYESABは、BMC社の出資による野生動物のモニタリングを行う監視団体の設立・維持を行うなどの複数の緩和策を講じるよう提言している。

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