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2020年11月10日 リマ 栗原健一

ペルー:Madre de Dios州、249名のインフォーマル鉱業従事者が合法化を達成

 Incháusteguiエネルギー鉱山大臣は2020年11月5日、「Madre de Dios州における鉱業合法化プロセスと違法鉱業・インフォーマル鉱業問題の解決案」と題された協議会に出席した。本協議会は同州で開催され、Hidalgo知事や国会のエネルギー鉱山委員長なども参加した。
 さらに同大臣は、続いて開催された「合法鉱業活動持続プログラム」の第1期生修了式に出席した。本プログラムは、エネルギー鉱山省(MINEM)の鉱業合法化総局(DGFM)によって推進され、Madre de Dios州内の鉱業・環境生産イノベーション・技術移転センター(CITE)で実施された。
 本式典で挨拶を行った同大臣は、これまでに、鉱業合法化統合登録(REINFO)に全国のインフォーマル鉱業従事者9,500名が登録し、このうちMadre de Dios州では249名が合法化を達成したことを明らかにした。また、MINEMが本プログラムの開始地としてMadre de Dios州を選んだのは、政府が同州において恒常的な違法鉱業根絶の取り組みを行っていることに加えて、環境破壊や様々な犯罪を引き起こす違法鉱業の根絶と、合法で持続的な鉱業の推進は両立できることを証明するためであると説明した。さらに、本プログラムにおける研修やワークショップには合法化を遂げた合計49名の州内の事業者が参加したとし、今後、同様のプログラムをPuno州やArequipa州でも実施していく計画を明らかにした。
 その他、本プログラムは、合法化を通じて操業時のグッドプラクティスやクリーンな技術の利用を促進する狙いがあるとしたほか、合法化の新戦略として、事業者や活動エリアに対し持続的開発を目的とする伴走型支援を行っていくことなどを説明した。

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