メキシコ：Minera Frisco社の業績が悪化、信用格付けに影響も

　2020年11月5日付け専門紙によると、メキシコの格付け機関であるHR Ratingsは、墨Minera Frisco社の信用格付けを「A」から「BBB +」に、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に格下げした。Minera Frisco社はメキシコ国内に複数鉱山を保有しているが、運転資本の増加と生産量減少の影響を受け、キャッシュフローは2019年第3四半期の286mMXN（メキシコペソ）から2020年同期は6,102mMXN（約295mUS$）のマイナスとなった。HR Ratingsによると、Minera Frisco社は運転資本に充てるため8bMXNの資本注入を受けている。同社の2020年第3四半期鉱物生産量は計11.3百万tで、同期目標を27.5％下回った。鉱種別では金0.72t（前年同期0.91t）に減少した一方で、銀は15％増加し39.81t、銅は30％増加し7,249tとなった。