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豪:BHPがベンチャーキャピタル部門を設立、新興テクノロジー企業などへの投資へ
2020年11月17日付けの地元メディアによると、BHPは、新興テクノロジーを開発する企業やスタートアップ企業に対する投資を行う部門を新たに設立したことを明らかにした。同社はこの部門を「BHP Ventures」と名付け、同社の鉱山や油田などで使用する設備や機械に利用可能とされるテクノロジーを開発する企業を投資対象とするとしている。BHPは2020年に入ってから豪州や米国で人材を採用し、鉱山現場などにおける保安、生産性、効率性を促進するテクノロジーへの投資を専門的に行う部門を設立する準備を進めていたとされており、BHP Venturesが同社の収益を向上させるようなテクノロジーの利用を早期に可能とするだけでなく、鉱業以外の人材を発掘する上でも期待が持てるものであるとしている。一方、BHPのライバル社であるRio Tintoは、ベンチャー投資を行う部門として、テクノロジーではなく、同社の主要産物である鉄鉱石や銅以外で将来性を備えたコモディティを投資の対象とする「Rio Tinto Ventures」を2017年に設立している。