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鉱種:
その他 コバルト ニッケル リチウム
2020年11月27日 シドニー Whatmore康子

豪:豪の資源プロジェクト、過去1年間で総価値が39bA$と30%増加

 2020年11月23日付けの地元メディアによると、豪州では最終投資決定の段階に進んだ資源プロジェクトが2019年11月~2020年10月の1年間において、総価値にして39bA$と30%増加したことが豪連邦産業・科学・エネルギー資源省の報告書「Resources and Energy Major Projects 2020」で明らかになった。この増加については、BHPやRio Tinto、豪Fortescue Metals Group社などがWA州で進める鉄鉱石プロジェクトや、豪Bravus Mining & Resources社(旧社名Adani Mining社)によるQLD州Carmichael炭鉱プロジェクトなどが貢献したとメディアは報じている。また、金プロジェクトがAu価格の記録的な高値傾向を反映し総価値にして前年度比33%増となったほか、ニッケルやコバルトなど電気自動車(EV)やリチウムイオンバッテリー(LIB)に関連する鉱物のプロジェクトも、バッテリー技術向け需要の急成長見通しを背景に総価値が前年度比7%増となったとされている。同報告書では、同年度における資源プロジェクトへの投資額の80%が、豪州の三大輸出コモディティの鉄鉱石、石炭、天然ガスのプロジェクトで占められたともしている。

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