豪：QLD州政府、2020/21年度予算案において、今後数年間で29mA$以上を探鉱の助成金やイニシアティブに充当と発表

　2020年12月2日付けの地元メディアによると、QLD州政府は2020/21年度の予算案において、今後数年間において、探鉱事業への助成金枠やイニシアティブに総額29mA$以上を充当することを明らかにした。QLD州Scott Stewart資源大臣によると、この額のうち9mA$が、ボーキサイトやコバルトなどQLD州政府がNew Economy Mineralsと定義する、新興テクノロジーに多く利用される20種以上の金属や鉱物の探鉱に対する助成金枠とされ、11.7mA$が今後3年間においてNew Economy Mineralsの雇用創出を促進するためのイニシアティブに支出されるとされている。またQLD州政府は、探鉱業者に対する支援として9.8mA$の地代免除枠を設けること、2021年7月1日まで探鉱ライセンス料の支払い義務を凍結すること、また、過去に収集された探鉱データを2021年1月より同政府の地質データベースを通じて無料公開するために845kA$を投じることなども予算案に盛り込んだとしている。